撮ることと描くこと。

私は昨年末頃から絵を描くということを始めた。

 

正しく言うと、色をのせる行為。

 

私は元々、写真をやっている。

絵は下手だ。

 

私にとって写真と絵は全く違う役割をなすものである。

 

写真の素晴らしいところは、被写体が無ければ写らない、存在しないということ。

絵の素晴らしいところは、実在してない私の脳内を拙く、醜いながらもアウトプット出来るところにある。

 

私の写真は白黒が殆どだ。

私の絵は色を沢山使ったものが多い。

 

自分でも謎だ。

でも実在するものは大抵、私の思っている色ではない事が多いから。

 

ごくごく稀に、絵のような情景を写真として出会える時がある。

鳥肌がたつ。

涙が出る。

 

写真だけをやっていた私に、絵が教えてくれたものは非常に多かった。

 

私は、どちらも自分の本当だと思って武器にしたい。

 

いつか二つが繋がる日がくるかもしれない。