写真を観るということ。

多くの写真作品を観てきた。

今現在、観ている。観続けている。

 

けれど、感じ方は変わってきた。

昔だったら、全てが凄く、全てが新しかった。

 

今は?

 

何かしら感想はある。その作品に対して自分の思った事を言葉にできる。

けれどそれは賞賛ばかりでない。

批判はないけど、良いと思うものばかりではないという事。

 

欲が出てきたのかと、自分に思う。

 

本当に、自分の感動する作品に出会う機会は減ってしまって、

でもそれって自分よがりになってはないかと不安になる。

 

でも、私は私の、自分よがりでも良いから思った事を、感じた事を、考えた事を、カタチにしようと思う。

 

写真においては人に合わせる事はないのだ。

私はきっと自由になって良い。

それが時代に合わず、認められず、なんてこと動いてから決めれば良い。

写真家って死んでから評価されるんだって。

 

そして、私はとある方に言って頂いた言葉をとても大事にしている。

 

『櫻井さんは30歳とか、ゆっくりと写真に深みを出す写真家になって下さい。

ポッと出は行けません。あなたはゆっくりでいい。』

 

賞をとってすぐ言って頂いた言葉。

今なら素直に頷ける。

 

はい、がんばります。